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動悸

動悸(ドキドキする・脈が飛ぶ・脈が乱れる)

「急に心臓がドキドキと速くなる」「脈が飛ぶ・抜ける感じがする」「ドクンと強く打つのが気になる」——動悸は、循環器内科を受診されるきっかけとして最も多い症状のひとつです。多くは心配のいらないものですが、なかには脳梗塞につながる心房細動など、治療が必要な不整脈が隠れていることがあります。西荻窪駅から徒歩7分の中里医院では、循環器専門医である院長が、動悸の原因を調べる検査と診断を行っています。

動悸の感じ方と考えられる原因

動悸の「感じ方」は、原因を推測する重要な手がかりになります。

  • 脈が飛ぶ・一瞬つまる感じ:期外収縮という不整脈で最も多いタイプです。健康な方にも起こり、多くは治療不要ですが、頻度が多い場合や心臓病が背景にある場合は治療を検討します。
  • 突然始まり突然終わる、速い規則的なドキドキ:発作性上室頻拍などの可能性があります。
  • 脈がバラバラに乱れる:心房細動が疑われます。心房細動は心臓の中に血のかたまり(血栓)ができやすく、それが脳に飛ぶと重症の脳梗塞(心原性脳塞栓症)を起こすため、早期発見が特に重要な不整脈です。加齢とともに増え、高血圧・飲酒・睡眠時無呼吸症候群のある方に起こりやすいことが知られています。
  • 徐々に速くなる・緊張時のドキドキ:甲状腺機能亢進症、貧血、発熱、ストレスや不安、カフェイン・アルコール・喫煙、薬の影響など、不整脈以外の原因も少なくありません。

こんな動悸はすぐに受診を

動悸に加えて次の症状がある場合は、放置せず早めに受診してください。意識を失った場合や、強い胸の痛み・呼吸困難を伴う場合は、救急受診(119番)をためらわないでください。

- 動悸とともに胸の痛み・圧迫感がある

- めまい、ふらつき、目の前が暗くなる感じを伴う

- 失神したことがある

- 動悸が数時間以上続く、頻度が増えている

当院でできる検査

  • 心電図検査:受診時に脈の乱れが出ていれば、その場で診断につながります。
  • 24時間ホルター心電図:動悸の診断の中心となる検査です。小型・軽量の装置を装着したまま帰宅し、通勤や家事、睡眠中を含む24時間の心電図を記録します。装着中はシャワーも可能です。「受診したときには症状が消えている」動悸の正体を捉えるのに最も有効で、当院で検査から解析・ご説明まで行います。
  • 血液検査:甲状腺ホルモンや貧血など、不整脈以外の原因を調べます。結果は原則翌日に判明します。
  • 胸部レントゲン検査:心臓の大きさや肺の状態を確認します。
  • 睡眠時無呼吸症候群の簡易検査:睡眠時無呼吸は心房細動をはじめとする不整脈の重要な原因のひとつです。いびきや日中の眠気を伴う方にはあわせて検査をおすすめします。

カテーテルアブレーション(不整脈の根治治療)や心エコーなどの精密検査・治療が必要と判断した場合は、連携する専門医療機関へご紹介し、その後の内服管理・経過観察は当院で継続します。

受診時に教えていただきたいこと

動悸の診断でも問診は非常に重要です。「始まり方と終わり方(突然か、だんだんか)」「脈は速いか、飛ぶ感じか、バラバラか」「持続時間と頻度」「どんな場面で起こるか(安静時・運動時・飲酒後・寝不足のときなど)」「めまいや胸痛を伴うか」をメモしてお持ちください。症状が出たときにご自身で手首の脈に触れ、「速さ」と「規則的かどうか」を確認しておいていただくと、大きな手がかりになります。WEB問診で事前入力も可能です。

心房細動と脳梗塞の予防について

心房細動と診断された場合、年齢や高血圧・糖尿病の有無などから脳梗塞のリスクを評価し、必要な方には血栓を防ぐ薬(抗凝固薬)による予防治療を行います。心房細動は自覚症状のないまま進行することもあり、「たまたま脈を測ったら乱れていた」ことから見つかるケースも少なくありません。高血圧などで通院中の方には、日頃からご自身で脈をチェックする習慣(検脈)もお伝えしています。

よくあるご質問

Q. スマートウォッチで「心房細動の可能性」と通知されました。受診すべきですか?

A. はい、ぜひ一度ご受診ください。通知だけでは診断は確定できませんが、重要な手がかりです。記録された波形やデータがあればお持ちください。ホルター心電図などで確認します。

Q. 脈が飛ぶのは放っておいて大丈夫ですか?

A. 期外収縮の多くは心配いりませんが、「心配いらないタイプかどうか」は検査をして初めて言えることです。頻度が多い場合や、めまい・胸痛を伴う場合は特に、一度検査を受けておくと安心です。

Q. カフェインやお酒は動悸に関係しますか?

A. 関係します。コーヒー・エナジードリンクのとりすぎや飲酒、睡眠不足、ストレスは動悸や不整脈の誘因になります。検査で心臓に問題がないことを確認したうえで、生活面の調整もご案内します。

ご予約・ご相談

動悸は「気のせい」で片付けず、一度きちんと調べておくことで安心につながる症状です。西荻窪駅徒歩7分の当院へ、WEB予約・WEB問診またはお電話でお気軽にご相談ください。

この記事の監修:中里医院 院長(日本循環器学会認定 循環器専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医)

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