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高脂血症(脂質異常症)

高脂血症(脂質異常症)

「健康診断でLDLコレステロールが高いと言われた」「中性脂肪が基準値を超えていた」——高脂血症(現在の正式名称は「脂質異常症」)は、痛くもかゆくもないため放置されやすい病気の代表です。しかし血液中の脂質の異常は、静かに動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞の重大な原因になります。西荻窪駅から徒歩7分の中里医院では、循環器専門医である院長が、「コレステロールの数値を下げること」の先にある「心臓と血管を守ること」を目標に診療しています。

高脂血症(脂質異常症)とは?

血液中の脂質のバランスが崩れた状態で、健診では主に次の3つで判定されます。

  • LDL(悪玉)コレステロール 140mg/dL以上:増えすぎると血管の壁にたまり、動脈硬化の直接の原因になります。
  • HDL(善玉)コレステロール 40mg/dL未満:血管の壁の余分なコレステロールを回収する働きがあり、少ないと動脈硬化が進みます。
  • 中性脂肪(トリグリセライド) 150mg/dL以上:高い状態が続くと動脈硬化を進めるほか、著しく高い場合は急性膵炎の原因にもなります。

原因は、食生活(脂質・糖質のとりすぎ)、運動不足、肥満、飲酒、喫煙、遺伝的体質などです。また女性では、閉経後に女性ホルモンの変化によってLDLコレステロールが上がりやすくなることが知られており、「若い頃は正常だったのに」という方も少なくありません。特に、家族に若くして心筋梗塞を起こした方がいる、LDLコレステロールが180mg/dL以上ある、といった場合は「家族性高コレステロール血症」という遺伝性の病気の可能性があり、早期からのしっかりした治療が必要です。

放置するとどうなる?

余分なLDLコレステロールは血管の壁に入り込み、「プラーク」と呼ばれるこぶを作ります。プラークが破れるとその場所に血のかたまり(血栓)ができ、血管が詰まります。これが心臓の血管で起これば心筋梗塞、脳の血管で起これば脳梗塞です。

怖いのは、プラークがかなり大きくなるまで全く症状がないことです。「初めての症状が心筋梗塞だった」ということも決して珍しくありません。だからこそ、数値の異常を指摘された「今」が、治療を始める最良のタイミングです。

当院の診療の特徴

脂質異常症の治療目標は、一律ではありません。年齢、血圧、血糖値、喫煙、心臓病の既往などから、お一人おひとりの動脈硬化のリスクを評価し、目標とするLDLコレステロール値を設定します。すでに狭心症や心筋梗塞を経験された方では、より厳格な管理が必要です。循環器専門医として、こうしたリスク評価に基づく「メリハリのある治療」を行うのが当院の方針です。

当院でできる検査

  • 血液検査(LDL・HDL・中性脂肪など):結果は原則翌日に判明します。治療開始後の効果判定も定期的に行います。
  • 心電図・胸部レントゲン検査:動脈硬化がすでに心臓に影響を及ぼしていないかを確認します。
  • 血圧測定・尿検査・血糖検査:高血圧や糖尿病が合併すると動脈硬化は一気に加速するため、あわせて評価します。

頸動脈エコーや心臓の精密検査が必要と判断した場合は、連携する医療機関へご紹介し、結果を踏まえた治療は当院で継続します。

治療について

まずは食事と運動の見直しです。飽和脂肪酸(脂身の多い肉、バターなど)を控え、青魚・野菜・食物繊維を増やす、週150分程度の有酸素運動を行う、といった改善で数値が下がる方も多くいらっしゃいます。中性脂肪が高い方では、アルコールと甘いものを控えることが特に効果的です。

生活改善で目標に届かない場合や、リスクの高い方には、スタチンをはじめとする内服薬による治療を行います。薬の効果と安全性を確認しながら、必要最小限の薬で目標を達成することを目指します。

よくあるご質問

Q. コレステロールの薬は一度始めたらやめられませんか?

A. 生活習慣の改善で数値が大きく下がれば、減量・中止を検討できる場合もあります。ただしリスクの高い方では継続した方が心筋梗塞の予防効果が高いことが分かっており、リスクに応じて一緒に方針を決めていきます。

Q. 食事に気をつけているのにLDLが下がりません。なぜですか?

A. コレステロール値は体質(遺伝)の影響が大きく、食事だけでは下がりにくい方が確かにいます。そうした方こそ薬物治療の効果が期待できますので、一度ご相談ください。

Q. 健診では「経過観察」でした。受診の必要はありますか?

A. 血圧・血糖・喫煙などほかのリスクが重なっている方は、「経過観察」の数値でも治療を始めた方がよい場合があります。健診結果一式をお持ちいただければ、総合的に判定します。

Q. 通院はどのくらいの頻度になりますか?

A. 治療開始後は効果と副作用の確認のため1〜2か月ごとに血液検査を行い、安定した後は2〜3か月に1回程度の通院が目安です。お仕事をされている方でも続けやすいよう、WEB予約をご活用いただけます。

ご予約・ご相談

コレステロール・中性脂肪の異常は、心筋梗塞・脳梗塞を防ぐ「予防のチャンス」です。健診結果をお持ちのうえ、西荻窪駅徒歩7分の当院へお気軽にご相談ください。WEB予約・WEB問診に対応しています。

この記事の監修:中里医院 院長(日本循環器学会認定 循環器専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医)

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